うちの所長知りませんか?
だけど、ひとつ引っ掛かる。
「でも監禁されたのなら、なぜ白鳥さんのカバンにメモが入ってたのかな?」
「うーん、心配させないようにしたとかじゃないっちゃですか?」
「それならそもそも行方不明になるところから回避するでしょ」
真美ちゃんの仮定をやんわり否定し、僕は言った。
「大恩寺さんはもしかすると、自分がだれかに捕まって、監禁されれことを予測してたのかもしれない」
推理研究会の三人が、「ほぉー」という顔で僕を見ているけど……
いやいや、「ほぉー」じゃなくて、むしろアナタ方が率先して考えてくださいよ。
「とにかく、今日の大恩寺さんの足跡を辿ろう。白鳥さんにメモを残してるくらいなんだし、ひょっとしたらほかにもメッセージが残っているかも。急ごう!」
威勢よく立ち上がった僕に、真美ちゃんが小さく耳打ち。
「先輩、やけに張り切ってますっちゃねぇ?」
「当然でしょ。早く終わらせないと視察に間に合わないんだからさ」
「必死ですっちゃね」
僕的には、もう少し真美ちゃんにも焦ってもらいたいのが本心だ。
「でも監禁されたのなら、なぜ白鳥さんのカバンにメモが入ってたのかな?」
「うーん、心配させないようにしたとかじゃないっちゃですか?」
「それならそもそも行方不明になるところから回避するでしょ」
真美ちゃんの仮定をやんわり否定し、僕は言った。
「大恩寺さんはもしかすると、自分がだれかに捕まって、監禁されれことを予測してたのかもしれない」
推理研究会の三人が、「ほぉー」という顔で僕を見ているけど……
いやいや、「ほぉー」じゃなくて、むしろアナタ方が率先して考えてくださいよ。
「とにかく、今日の大恩寺さんの足跡を辿ろう。白鳥さんにメモを残してるくらいなんだし、ひょっとしたらほかにもメッセージが残っているかも。急ごう!」
威勢よく立ち上がった僕に、真美ちゃんが小さく耳打ち。
「先輩、やけに張り切ってますっちゃねぇ?」
「当然でしょ。早く終わらせないと視察に間に合わないんだからさ」
「必死ですっちゃね」
僕的には、もう少し真美ちゃんにも焦ってもらいたいのが本心だ。