ヘッド バイブ
きっとそうだ
そうに決まっている

あたしは強引にそう解釈
して優衣と学校を出た。



「そういえば想羽ちん
どこによりたいの?」

「新しくできた香水屋!
今日30%オフなんだって」


え…

優衣の顔が激しくひきつる


可愛い女子高生がそんな
顔をしちゃイカンだろ…


「さぁ、行きましょう」

「香水屋さん…なのに
あたしを連れて
いくのですか…?」

構わない構わない。

あたしは強引に優衣を
引きずって香水屋さんに
連れていった



なんで優衣が香水屋さん
を嫌がったのかと
いうと…


「ヘックショーイ!」

「おぉ、豪快だねぇー」

「ふ…ふ…フェックシュ!!」

「こっちとこっちどっちが
いいかなぁ~」

優衣は香水とかの匂いに
かなり敏感で
クシャミが止まらなくなる
のです。

「なんでもいいから
は…は…早くして
ヘックショーイ!!」

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