ヘッド バイブ
あ、人影がみえる

けど暗くて誰だかは
さすがにかわらな…


「想羽ちゃん、渋井先生だ!」



渋井先生らしいです
さすが恋する乙女


「遅くまでお疲れ様
だねー」

「きゃはー
まさか見れるとは
思ってなかったから
嬉しいよ」

優衣がニヤニヤしながら
正門にしがみついて
渋井先生をみていた


ちょっと…
ストーカーっぽいけど
大丈夫か?


ブルルルルル…

静かな夜に渋井先生の
エンジン音が響く


「渋井先生帰るみたい
だよ、ウチラも行こ」

「えー…もう渋井先生
行っちゃうの」


しょぼくれる優衣






しかし、このあとまさかな
展開になるのだ

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