ヘッド バイブ
正門のほうに車が
近づいてきたかと
思うと、渋井先生は
いきなり車をストップ
させた


そして車の窓が静かにあく

中からは渋井先生の顔が
でてきた。


「お前らどうしたんだ?」

「あ…ちょっと」

「暗いから危ねぇぞ」


はぁ、とため息をつくと
先生は車から降りてきて
後部座席のドアを開けた

「しょうがねぇ
送ってってやる」


優衣の顔をみると…
わぁ、超顔がキラキラしてるよ


これは…
歩くのめんどくさいし
先生のお言葉に甘えようかな

< 24 / 29 >

この作品をシェア

pagetop