らぶりぃ。
少し離れてから振り返ると中平野あやめさんはまだ銅像のように突っ立っていた。

本当におもしろい人だなぁ。また次に会えた時、お友達になれるかな。

僕はそんなことを考えながら、入院費の会計を済ませ、小暮君と渡瀬君が待ってくれている駐車場へと急いだ。

そしてこの悪夢のような事件が早く解決して欲しいと心から思った。
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