らぶりぃ。
「危険にさらされるってどういうことですか?」

じっと黙っていた渡瀬君が口を開いた。

「実はね、西岡君って生徒さんから話が聞きたくてねぇ彼を探してたんだけど…」

西岡君?小松君と同じ生物研究会の生徒だ。

宮本さんは眉間にシワを寄せてチラリと僕を見た。それからとても言いにくそうに続けた。
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