らぶりぃ。

二 一目惚れ

私はひとり、家への帰り道を溜め息をつきながら歩いていた。

『明日九時半集合ね』

麻里の声を思い出して、また気が重くなった。

何故、私が白雪姫をやらなきゃならないんだろう。確かに、私が5センチ以上のヒールのある靴をはいたら、間違いなく普通の身長の人でも小人役はできる。
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