らぶりぃ。
「じゃあ。僕はこれで。帰り道気をつけてね、さよなら」

「あ、はい。さようなら」

私は小さな彼の背中を見つめながら、しばらくその場で立ちすくんでいた。

なんて…なんて、カワイイ人なんだ!

心臓がバクバクいっている。

こんなの生まれて初めて。これが、これが『一目惚れ』ってものなのかなぁ?

さっきまでのブルーな気持ちがウソのように、私の心はバラ色になった。
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