らぶりぃ。
「あ、私も知らない」

私が奈緒ちゃんに続いて手を挙げると、麻里の顔が歪んだ。

「えー。白雪姫役のあやめが知らないのは痛いなぁ」

困ったなぁとつぶやく麻里に、シュガーが任せてと言った。

「それなら大丈夫。私ね、四人の写真持ってるんだぁ」

そう言うと、シュガーは自分のバッグの中をガサゴソと探しはじめた。
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