らぶりぃ。
「何でもないよ」

私はあわてて視線を写真から外した。平静を装ったつもりだけど、自分でも顔が真っ赤になっているのが分かる。

「ふぅん」

私の答えに、麻里は無表情に目を細めた。

気付かれたかな?

「ところで誰がいい?」

麻里は私から目をそらすと、みんなに向かって言った。
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