らぶりぃ。
「あれ、圭一郎どっか行くの?」

「ああ、あやめんとこの病院」

小暮が待っていると言った『中平野総合病院』は親友のあやめの親が経営している病院だ。

「気をつけてね。ま、圭一郎を襲うマヌケはいないと思うけど」

「はいはい。気をつけるよ」

全く何て母親なんだか。確かに襲って来たらちょうどいい。返り討ちにしてやる。
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