らぶりぃ。
「だけど、何で小松君がそんなものを持っていたんだろう…」

「それは簡単だろう。小松がそのケシの花を栽培してたんだろうな」

優希の質問に俺が答えた。

「でも、どこで?何の為に?法律で禁止されてるものをわざわざ栽培してたんだ?」

小暮の疑問はもっともだと思う。

「それは『ハカマオニゲシ』の魅力に取り憑かれたからってことだろうね」
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