魔法の角度
なんだか、分からないことだらけだけど、彼女と話したのなんか今日を入れても数回しかないけど、これだけは伝えたい。
彼女に気付いてほしい。
「僕は、『金星』より『太陽』のほうが勝ってるなんて思わない。」
いつも僕は左の脳で考えて動いていた。
右の脳が暴走したのは初めてだ。
「『太陽』より『金星』のほうが綺麗だ。」
たまらず、起き上がってまだ寝そべってる彼女を見下ろした。
「青地くんは、やっぱり優しいね。」
同情だと思われたのだろうか。