恋する少年
あーくそ!
なんなんだよ!?
俺はこんなウジウジ悩むのは嫌いだっつーのッ!
中庭の真ん中に寝転んで目を閉じる。
なんか俺どっかおかしいのか?
・・・・・・熱だ。
熱があるんだ、そうだ!
絶対、熱。
自問自答なんて俺らしくないけど、
無理やり目を閉じて眠りについた。
「おーい。ゆーだーい。」
「ん・・・・・・」
なんだ・・・・・・俺寝てたのか。
目を開けると、祐次の顔が目の前にある。
「おい。さぼんなって言ったろーが。」
「わりぃー子だなぁ」
無言で上半身だけを起き上がらせる。