俺の恋愛【BL】~番外編~
~悠斗Side~


朝の陽射しを受けて目が覚めた。
光の眩しさに瞼が上がらない。
それでも隣で眠る人の気配を感じて、聖治がいるんだとわかる。
それだけで、心が満たされていく。

昨夜、俺は聖治に好きだと伝えた。
当然、両思いになった俺達は、あの後甘い時間を過ごして今に至る。

初めての時とは当たり前だけど全然違う。
あの時は、男に抱かれている自分がすごく嫌で、その上感じてしまった自分が情けなかった。
でも今回は、そんな自分がいてもいいと思った。
それは、聖治が好きだと自覚したからだ。
別に男に抱かれたいわけではないけれど、聖治なら…聖治だからいいんだと知った。



光に慣れはじめた目を少し開く。
そこにはやはり、寝息をたてる聖治。
自然と笑みが零れた。


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