ヤクザ一家のムスメはアタシ!!〜幼なじみはヤンキーくん!?〜






「おい〜返事ぐらいしてやれよ?」



無視を決め込んだアタシの耳に届いた聞き慣れた声。



その声にアタシの眉間にシワが出来る。



「うるさいなぁ…今機嫌損ねてんねんバカ兄。」


「何やねんバカ凜。」


「バカは夏兄のほうや!」



そう叫んだアタシはバタバタと階段を駆け上がり、自分の部屋に駆け込んだ。



バンッ!!



ドアを閉める音も荒っぽくなる。




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