SEA〜海からの贈り物〜
第一章:夢見心地、俺。

新入生



「おかん!ちょっ‥見てぇな!」


「あんた‥!‥あほかいな!!そんなんで学校行ける訳無いやろが!!」


「行けるわいや!かっちょえぇやろ?」


「‥昨日まで‥」


「あ゙??なんやて??」



今日は入学式

朝からおかんと喧嘩





髪型は昨日、散髪行って
「左刈り上げて赤メッシュ入れてください」
って、言うてったった。


まだ顔に馴染んでない髪型は、
俺をいっそう浮かさせる。


もはや今日から俺は状態。


まぁ、中学時代も格好は普通やったものの一応番はったりしとったし実績はある。

高校に入れば、また1から番を取らんと。


「めんど‥」

俺は制服のポケットからセッタを取り出し、火をつけた。

一口吸う。

「フゥ‥‥」


はいた煙を、隣に貼ってあったあるミュージックグループのポスター目掛けおもいっきりはいた。




「さて‥!」


今日は入学式。

気合い入れんとな。
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