これが本当の私
「おかえり~!!りなちゃ~ん!!」

隼人がニヤニヤしながら玄関先で待っていた。
最悪。

「いいお仕事は見つかった?」

「えぇ。」

「クールな里奈ちゃんもなんかいいね!!そそるわ!!」

「冗談やめて。」

「あはは!!からかいがいあるなぁ!!そろそろバージン捨てないとね?」

「はっ?何言っちゃってんの?」

「言うこと聞かねぇと痛い目みんぞ!!」

私は無視をして二階の自分の部屋に行こうとした。

「痛い目見たいみたいだな。初めてだから優しくしてあげようと思ったのに。ざーんねん。」

腕を掴まれてソファーに私を押し倒した。
隼人が私の上に馬乗りになっているため、私は身動きができない。

「ヤバいね!!里奈ちゃん、なんかエロいわ!!」

そして隼人は私の服を剥いでいくー。

どうにでもなれ。
汚れてしまうんなら、とことん汚れてしまえ。

「かわいい下着付けちゃって!!やらしー!!」

「結構大きいね!!」

「舐めてみちゃお!!」

早く終われ。

「んっ…。」

不覚にも声が出てしまった。
心と体は違うみたいだ。

「もっとその声聞かせてよ。」

「やっ…、んっ…、あっ…。」

「感度ヤバすぎでしょ。」

私だって、こんな声出したくなんかない。

「うわぁ、下ぐちょぐちょだよ?」

「感じすぎ。」

隼人の指が侵入してくる。

思わず体がよじれてしまった。

「んはぁ…、あんっ…。」

「もう大丈夫だな!!」

きた。あのニヤつき。

「きっつ。でも締まりよくて最高だわ。」

「いっ…たい…。」

「そんなの知らねぇよ。」

「里奈がシカトするからだよ。」

あとちょっとの辛抱。
もうすぐ終わる。

「イク!!」

隼人は私の上で果てた。

「里奈は俺の奴隷だから。」

初めての体験は痛くて、悲しくて、虚しいだけ。
幸せなんていうけど、私は苦痛すぎた。
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