YOU〜普通の子×ホスト〜
まだ話したい。
次、いつ会えるか分からないし。
「送るよ?」
「大丈夫っ!!」
「大丈夫じゃないよ。夜に女の子1人で歩くのは危険だよ。」
「そう……?」
「近いんでしょ?酔い冷ましに俺も、外でたいし。」
「うん。ありがとう。」
あれ……
その、悲しく笑う顔。
もしかして、迷惑だった?
そんなことが頭を過る。
「お酒、強いんだね。」
でも、やっぱり普通を装う彼女。
聞いてみたいけど、今は彼女の強さに甘えてみよう。
「俺、酒強くないよ〜。全然弱い方!!」
「え、だっていっぱい飲んでたよね?それ、強いって言うんだよ?(笑)」
「いずみちゃんだって、あんなに飲んでフツーなんだから、強いじゃん。」
「そんなことないよ。もう酔っ払ってる(笑)」