YOU〜普通の子×ホスト〜

いきなりのことで驚いたけど。


本当に本気で走ったんだろうなって分かる彼が、本当に面白くて笑ってしまった。




「ってか、笑わないでよ〜はぁ…マジ疲れた」


「ふふっ(笑)!!お疲れさま。」


「ってか、何してんの?」


「あ、今日マリんちに持ってくケーキ買おうと思って…並んでるの。そっちは?」


「あぁ、俺?俺は今、帰郷したトコっ!!」




元気いっぱいに、彼はそう言ったけど……


「ゆうくん……荷物は?」


「うわっ!!やべッ!!忘れてきたぁ〜!!」


そう言って、いきなり来た道を走りだした。




< 35 / 100 >

この作品をシェア

pagetop