YOU〜普通の子×ホスト〜

そんなことを思っていた。


たぶん、病んでいたんだと思う。


客に対しての嫌悪感。


今はもう、そんなもの必要ないでしょ?
分かっているのに外せない自分がいるの。




急きょアタシは、美容室に行った。


担当者と仲良しでよかった。


飛び入りでも嫌な顔1つせずに、やってくれた。




「とりあえず、プリン直したい」


「いずみちゃんがこんなに早めにプリン直しに来るなんて珍しいねぇ?」


「うん。何となく。」


「まっ、月に1回くらい来てくれた方が、こっちは嬉しいケド?」


「おっ!!ベタな営業(笑)」


「うるさいなぁ(笑)!!」




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