YOU〜普通の子×ホスト〜
「ナオキは?否定?」
「うん。否定してるけど、一度は身体の関係持った仲なわけじゃんか。
二度目も三度目も……それは簡単なんじゃないかと思うんだ。」
ごめんね。
マリの言っていることは正しいと思うよ。
こうして探してまでナオキに会いに来るってことは……
アタシはただの、ホストと客だけの簡単とは、到底思えないんだよ。
「イヤだね。どうすんの?」
「アタシが彼女って知らないのなら、分からせる。」
「うん、それでいいよ。」
「ゆうは……」
聞きたくなかった。
でも、マリはそれを汲み取ってはくれなかったんだ。