DEBU×KOI[短編]
初めて採用された会社は
あまり有名ではなく、
ちょっとした工場。
普通の会社の採用試験は
「あなたの容姿ではちょっと…」
と、いうだけで
おちていった。
だから、
工場とかで
地道に働こう。
そう思った。
けど
実際は違った。
デブなんだから
ブスなんだから
触ってやるだけ
有り難く思え
そんな理由で
セクハラをうけた。
生きるためには、
働くしかない。
わかっていても、
私には辛かった。
そんな気弱な私は
自殺する事も出来ず
ただただ
カミソリで
軽く手首を切るだけだった。
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