月と太陽の事件簿2/点灯す(ともす)
「誰も住んでないのかしら」
そうつぶやくと、その言葉に反応したかのように、玄関のライトに明かりがともった。
同時に2階の左隅の部屋にも明かりが点く。
「なんなのよ?」
そう言ってマユをひそめると同時に、明かりの点いた部屋から男女の悲鳴が聞こえてきた。
驚いて顔を見合わせた次の瞬間、達郎がアパートに飛び込んだ。
あたしもあわてて後を追う。
ゲタ箱とスリッパを無視して土足であがりこみ、正面にあった階段をかけ上がる。
2階に登ると短い廊下の先に明かりのもれた部屋があった。
そしてその部屋の前で、ひとりの男性が座り込んでいた。
年齢は70才ぐらい。この部屋の住人だろうか。
そうつぶやくと、その言葉に反応したかのように、玄関のライトに明かりがともった。
同時に2階の左隅の部屋にも明かりが点く。
「なんなのよ?」
そう言ってマユをひそめると同時に、明かりの点いた部屋から男女の悲鳴が聞こえてきた。
驚いて顔を見合わせた次の瞬間、達郎がアパートに飛び込んだ。
あたしもあわてて後を追う。
ゲタ箱とスリッパを無視して土足であがりこみ、正面にあった階段をかけ上がる。
2階に登ると短い廊下の先に明かりのもれた部屋があった。
そしてその部屋の前で、ひとりの男性が座り込んでいた。
年齢は70才ぐらい。この部屋の住人だろうか。