月と太陽の事件簿2/点灯す(ともす)
「管理人の話だと、その10分ぐらい前に、停電がおきたそうです」
「停電、ですか?」
達郎がおうむ返しに訊くと、警部はうなずいた。
あたしたちが通りかかった時、アパートが真っ暗だったのは、停電のせいだったのだ。
「停電がおきた時、管理人は他の家の明かりは点いていたので、停電はうちのアパートだけだと思ったそうです」
さてはブレーカーでも落ちたのかと思った管理人は、ブレーカーを見に行こうと暗い部屋の中で懐中電灯を探したが、なかなか見つからない。
さんざん探し回ってようやく見つけ、それを手に部屋を出たところで、アパートに帰ってきた下瀬政美と玄関でばったり会った。
「アパート内はまだ停電していて真っ暗でしたから、村本良彦は管理人として下瀬政美を部屋まで送っていきました」
そうしたら部屋に戻ったとこで電気が復旧。
そして下瀬智広の遺体と対面した。
ちなみに停電の原因を電力会社に問い合わせたところ、一時的な配電不良とのことだった。
「停電、ですか?」
達郎がおうむ返しに訊くと、警部はうなずいた。
あたしたちが通りかかった時、アパートが真っ暗だったのは、停電のせいだったのだ。
「停電がおきた時、管理人は他の家の明かりは点いていたので、停電はうちのアパートだけだと思ったそうです」
さてはブレーカーでも落ちたのかと思った管理人は、ブレーカーを見に行こうと暗い部屋の中で懐中電灯を探したが、なかなか見つからない。
さんざん探し回ってようやく見つけ、それを手に部屋を出たところで、アパートに帰ってきた下瀬政美と玄関でばったり会った。
「アパート内はまだ停電していて真っ暗でしたから、村本良彦は管理人として下瀬政美を部屋まで送っていきました」
そうしたら部屋に戻ったとこで電気が復旧。
そして下瀬智広の遺体と対面した。
ちなみに停電の原因を電力会社に問い合わせたところ、一時的な配電不良とのことだった。