月と太陽の事件簿2/点灯す(ともす)
「下瀬さんとこの御夫婦ですか?そりゃ仲の良い御夫婦でしたよ」
アパート1階の管理人室にて。
あたしたちと警部は管理人の村本良彦に話を聞いていた。
「会社が倒産してこんなアパートに引越してきたっていうのに互いを支えあってねぇ。子供はいないみたいだったけど…」
下瀬夫婦とはそれなりに交流があったらしい。
村本は身振り手振りを交えて説明をした。
「わかりました」
達郎はうなずいた。
「ところで停電がおきた後、あなたがこの部屋を出るまでどのくらいかかりましたか」
「そうだね…10分ぐらいかなぁ」
「部屋を出てすぐに政美さんと会ったんですよね」
「そうだよ。玄関のライトが点いてないんで不思議そうにしてたっけ」
「政美さんが帰ってくるまでこのアパートに人の出入りはありましたか」
「いいや。5時半ぐらいに下瀬さんの旦那さんが帰ってきて以降は、人の出入りはなかったよ」
「それは確かですか」
アパート1階の管理人室にて。
あたしたちと警部は管理人の村本良彦に話を聞いていた。
「会社が倒産してこんなアパートに引越してきたっていうのに互いを支えあってねぇ。子供はいないみたいだったけど…」
下瀬夫婦とはそれなりに交流があったらしい。
村本は身振り手振りを交えて説明をした。
「わかりました」
達郎はうなずいた。
「ところで停電がおきた後、あなたがこの部屋を出るまでどのくらいかかりましたか」
「そうだね…10分ぐらいかなぁ」
「部屋を出てすぐに政美さんと会ったんですよね」
「そうだよ。玄関のライトが点いてないんで不思議そうにしてたっけ」
「政美さんが帰ってくるまでこのアパートに人の出入りはありましたか」
「いいや。5時半ぐらいに下瀬さんの旦那さんが帰ってきて以降は、人の出入りはなかったよ」
「それは確かですか」