月と太陽の事件簿2/点灯す(ともす)
事件当日、羽田修は帰宅した下瀬智広の部屋を訪れ、金を渡すふりをして下瀬智広を殺害した。
そして自分の運転免許証を取り返そうと部屋の物色をはじめた。
しかしあろうことか、アパートが停電して部屋が真っ暗になってしまった。
「あわてて羽田は明かりを探しました」
説明役があたしから達郎に変わった。
「しかし暗闇の中で明かりは見つかりません。それでも羽田は手探りでなんとか台所までたどり着きました」
達郎が再現してくれると言ったのはここからだ。
「台所にたどり着いた羽田が闇の中で思わず蹴飛ばした箱。何気なく触ってみたら、それはカニの入っていた発泡スチロールだった」
まるで見てきたかのように言いながら、ひとつめの品、発泡スチロールのフタを手にとる。
「その瞬間、羽田はあることを思い出して、首のマフラーを手にとった」
ふたつめの品であるマフラーを手にする。
ちなみにナイロン製だ。
そして自分の運転免許証を取り返そうと部屋の物色をはじめた。
しかしあろうことか、アパートが停電して部屋が真っ暗になってしまった。
「あわてて羽田は明かりを探しました」
説明役があたしから達郎に変わった。
「しかし暗闇の中で明かりは見つかりません。それでも羽田は手探りでなんとか台所までたどり着きました」
達郎が再現してくれると言ったのはここからだ。
「台所にたどり着いた羽田が闇の中で思わず蹴飛ばした箱。何気なく触ってみたら、それはカニの入っていた発泡スチロールだった」
まるで見てきたかのように言いながら、ひとつめの品、発泡スチロールのフタを手にとる。
「その瞬間、羽田はあることを思い出して、首のマフラーを手にとった」
ふたつめの品であるマフラーを手にする。
ちなみにナイロン製だ。