月と太陽の事件簿2/点灯す(ともす)
まったく、なにが悲しくて仕事場で身内の面倒をみなくてはならんのだ。

おまけに達郎は、捜査の際には何かと勝手な行動をとってくれる。

前回の事件では証拠品の携帯電話を現場から持ち出すというとんでもない事をやってくれた。

それをもみ消す…いやごまかす…いや説明するのにどれだけ苦労したか。

達郎への捜査協力=あたしの苦労といっても過言ではない。

なのにそれに気付かなかったなんて…

いかん、疲れてる。

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