妹は年上 !?
「友秋、学校遅れるわよ。」

「は~い母さん。もう行くよ。」

「行ってらっしゃい。」
母は俺を送った後、まだ、朝食を食べてる七海(香苗)に不思議そうに聞いた。

「七海ちゃんは学校行かないの?」

「あ、わたしは学校に通ってないので…」
妹は、ぎこちちなく答えた。

「そうなの?」

「は、はい。行きたいですけどね…」

妹は悲しそうに答えた。
母は七海がよほど、かわいそうに思えたのか、何かを決心した。

「ぢゃあ、おばさんが、学校に行かせてあげる。」

妹はその言葉に驚いた。

「ホントですか?母さ…いや、おばさま。」

「えぇ、もちろん。それと、おばさまぢゃなくて、母さんでいいのよ。」

「ありがとう。母さん。」

「ぢゃあ今日、友秋の学校に入学の手続きしに行くわね。早いにこしたことないしね。」
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