妹は年上 !?
そんなこんなで、翌日わたしは、母さんと一緒に、学校に行きました。

「あなたが、この学校に入りたいという七海さんね。校長から聞いてるわ。あっ、ごめんなさい。紹介が遅れてたわね。私は3年2組の生徒を受け持つ華原智子よ。」

「あっ。どうもはじめまして。七海です。」
とりあえず私は挨拶した。

「そういえば、七海さんって1年に弟さんいるでしょ?」

「弟?あっ(兄ちゃんのコトか。)はい。先生知ってるんですか?」

「そりゃ、知ってるわよ。ある意味、有名だしね。」

「兄ち…いや、弟って有名なんだ。」

キンコーンカーンコーン

「七海さん。そろそろ、ホームルーム始まるから行きましょ。」
「はい。わかりました」
わたしは緊張しながらも教室に堂々と向かった。
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