妹は年上 !?

そして、二人は放課後、田代千鳥の家に行った。

「ピンポーン」

美沙子がベルを鳴らした。

「は～い。田代ですけど。どなたですか？」

どうやら田代千鳥の母親が出たみたいだ。

「あ、あの、私、千鳥さんと同じ学校の田中美沙子ですっ。」

美沙子は軽く緊張しているようだ。

「あぁ、そうなの。千鳥の友達なのね。でも、ごめんなさい。今、千鳥は出掛けてるのよ。」

「何処にですか？」

「たぶん、駅前のマンガ喫茶だと思うわ。」
「わかりました。それぢゃ、私たちは帰ります。」

そして、私達は田代千鳥の家を離れた。

「ねぇ、美沙子。どうするこれから！」

「とりあえず、駅前のマンガ喫茶行こう！」

「えぇ～今日は、もう帰ろうよ～」

「ダメ！ここまできたら引き下がれないし。とにかく行くよ。」

美沙子は強引に私の腕を引っ張って駅前のマンガ喫茶までつれていった。