妹は年上 !?
先生が、私に斬りかかろうと走った、その時、

「七海ぃっ!」

美沙子が、私の前に立った。

「美沙子?」

「七海!あんたは、弟を連れて逃げな!」

「え、でも、美沙子が…」

「私は大丈夫!なんたって、自称、格闘チャンピオンなんだから!」

「美沙子…」

「そうですよ!七海さん!ここは、私達にまかせて、友秋君と一緒に逃げてください。」

「みんな…」

「何してんの!早く!」

「みんな…やっぱり。私!みんなを置いて逃げるなんて、できない!」

「七海……。あんたって人は、ほんと素直ぢゃないわね!」

「まぁね!」

すると、いきなり

「シュッ」

「きゃあっ!」

「美沙子!」

なんと美沙子が斬られてしまった。

「美沙子さん!!大丈夫ですか!」

「うん……。まぁ…大丈夫よ…右腕をちょっと切っただけだから…。」

「ふん、バカね?(笑)ナイフを持った人に背をむけるなんて。ハハハハハ」

すると、

「ドタ」

急に千鳥が倒れた。
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