妹は年上 !?
先生は、あまりに強い背負い投げを受けたせいか、気絶してるようだ。

「ふぅ~危なかったぜ。このオバサンにもうちょっとで刺されるとこだった。」

「愛武さん!」

「うん?何だ?」

「助けてくれてありがとうございます!」

「はぁ?俺は、お前を助けてなんかないぞ?勘違いぢゃねえのか?」

愛武はそう言ったが、私には、わかる。私達を助けてくれたのだと。

「あの~愛武さん!」

「今度は何だ?」

「ヘへへ、弟、怪我してるんで、運んでくれませんか?(笑)」

「仕方ねぇな!」

すると、

「七海!」

美沙子が傷を手で抑えながら言ってきた。

「美沙子!怪我、大丈夫?」

「まぁね!」

「あれ?夏希は何処行っちゃったの?」

「夏希なら警察を呼びに言ったわよ!」

「そうなんだ。」
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