妹は年上 !?
「私は…こんなとこで…捕まるわけには行かないのよ…」

先生は荒だたしい声で言った。

「先生…」

私は、先生の手を優しくほどいて言った。

「先生。もうやめなよ…」

すると

「うるさい!!あんた達に…私の何がわかるっていうのよ!」

と先生が思いつめたように怒鳴った。

「先生……。わからないよ…私には…。なんで、こんな事件を起こしたの?」

すると先生は…悲しい目をしながら、

「あんた達。佐藤真紀は…知ってるわよね…?」

「はい…。知ってます。」

「ぢゃあ、自殺したことも、もちろん知ってるわよね…?」

「まぁ、はい。あれが、どうしたんすか?」

「あれは、自殺を無理矢理させられたのよ…」

「え…?」

「あの子…すごく気が弱い子だったから…いじめられてね…。それで、ある日いじめっ子の一人に、“自殺しろ”と命令されて…そのまま…。」

「そんな…でも、なんで先生がそれを?」

「あの子。自殺する前に遺書を書いてたのよ。そこに、このコトが全て書いてあったわ…」
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