じいさんとアタシ

お母さんとの関係がかわり始めて、アタシは少しかわったらしい。


そのことはトミさんに言われた。



「なにか悩んでるの?」


もう本当のおじいさんみたいな存在のトミさんに、

アタシは全ての信頼をおいている。


だから素直にアタシの気持ちを話すことにした。



「なんか…

前に話した、お母さんの彼氏のおかげで…

お母さん、仕事に没頭しててかわってきたんです…

会話はまだ少ないけど、目見て話すし、

お給料でたら絶対ケーキ買ってくるし…

アタシはどうしたらいいかわかんなくて…」




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