じいさんとアタシ

するとそのとき、リビングのドアを勢いよく開けた音がした。




ケンちゃんだった。







「ひー!?

お前っ…何やってるんだよ!!」




ケンちゃんがアイツを殴る。


アタシは心配そうに顔を覗き込むケンちゃんが見えた。



「けっ…ケンちゃぁぁん!」



ギュッと抱き着くアタシを「大丈夫だよ、怖かったよな」とケンちゃんが抱きしめる。



< 287 / 292 >

この作品をシェア

pagetop