じいさんとアタシ
ゴミ捨て場に入る鉄のドアの前で、イタリアンレストランでバイトをしている友達に会った。
「お疲れ~」
「あ、ひかり。おつ♪」
「…いる?」
アタシが鉄のドアを指差しながら聞くと、
「いるよ!
てか早く行った方がいい!!アイツ帰りたいのに、他の店もゴミ持って来るから、
いつも以上に感じ悪い。」
と彼女が「やれやれ」って感じで言う。
最悪なタイミングで来ちゃったな~こりゃ…
友達に別れを告げ、アタシはゴミ捨て場続くドアを押した。