シャンデリア〜執事との恋?〜
一通り挨拶し終わったら、どっと疲れが押し寄せて来た。
慣れないピンヒールを履いてるのもあるけど、愛想笑いに疲れた。
でも、本当に面倒な会話は神谷が済ましてくれた。
その神谷に今、端にある椅子まで連れてこられた。
「そこに座ってて下さい。
今、飲みものを持ってきます」
「ちょっとー」
私の声が届かなかったのか、神谷は人込みに消えていってしまった。
うわぁーこんな中に一人でいるなんて息苦しい。
早く戻ってきてよ。
そう思ってた時、不意に声をかけられた。