シャンデリア〜執事との恋?〜
「あー、まだ頭痛はするけど、さっきよりは大丈夫まし」
「そっかぁ。良かった」
「……………潤」
「ん?」
「私が具合悪いの気付いてくれてありがとう。
潤だけだよ、私を見てくれてるの………。」
「そっか」
「私、ほんと昔から誰にも私自身を見てもらえなかった。
同年代には、雲の上の存在だし
家族からは、会社の駒って考えられてるし
自分はシャンデリアみたいな飾り物だからしょうがないって思って割り切ってるつもりだった。
でも、要に物扱いされた時に、やっぱりっていうのと悲しい思いが込み上げちゃって………」