シャンデリア〜執事との恋?〜
潤は、私の言葉に振り返って笑うと出ていってしまった。
周りが一瞬に暗闇に包まれる。
こんな暗い中で話していたんだ。
そのせいか、窓からさす月の光が普段より明るく見える。
その揺れる月の光を見ていると、ふと前に見た夢を思い出した。
あの夢は要じゃなく、潤だったんだ。
夢が正夢になったなら、約束も叶うはず。
なんの根拠もないけれど、そう思うだけでなんだかホッとした。
「大丈夫。潤は約束を守ってくれる。」
自分にそう言い聞かせながら、私は眠りについた。