もう二度と叶わない伝説のバッテリー
暗くなってきた…。
「暗くなってきたな。帰るか、啓太。」
「うん、帰ろうゼ」
「また明日もやろうな」
「当たり前だ!!」
二人で歩いて帰った。
信号が青く光っていたから、横断歩道を俺は靴紐を結んでいる啓太を置いて先にわたって待っていた。
そしたら、啓太がわたって来た時は信号が青だったにも関わらず、横から車が猛スピードで突っ込んで来た。
「啓太ぁ、危なーい!!」