1week
ブーツを脱ぎ捨てキッチンへ続くドアに手を伸ばすと同時に、美羽はクスリと笑った。

「返事なんてあるわけ...」

バサッ

美羽が扉を開けると
強い風に襲われ
目の前は辺り一面真っ白な世界に覆われていた。

右手に持っていた小さなバックを胸に抱えると。


「...雪!?」
昼間の言葉を。

遠ざかる意識の中思い出していた。



「天使の羽が...?」






「おかえり〜〜〜♪」




そんな声を聞いた気がした...



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