1week
願い…かぁ。


考えた事なかったな。


小さな頃は星空見上げて


お願いっ!なんて事たくさんしたけど。


本当に叶えて貰えるなんて話。


ありえないもん。


思いつかないよ、そりゃ。


「両想いに…」


ジンの言葉に耳まで熱くなるのを感じた。


バカバカバカバカ


確かに神尾さんは素敵だし


まだ30半ばだし


素敵な旦那様なんだろうな~って思うけど。


あたし


神尾さんの事、何も知らないもん。



あ~ん!

ジンのバカ!

眠れないじゃないっ!!



ベットの中で考え込んでいたあたしは

そのまま布団に覆い被さり

朝を迎えた。



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