1week
「...ん」

目を覚ますとベットの上だった。

見慣れた天井に
見慣れた窓。

不思議な気持ちに包まれながら
居心地の良い匂いに
つい出た言葉が


「お母...さん?」


「プッ!何それ、面白い!!」

ジロ!!
起き上がり視線を送る

そこに居た―のは
腹が立つほどキレーな栗色の髪の毛が印象的な
色白の青年だった。
前髪なんか
掻きあげても、掻きあげても
瞳を隠してしまう。

その隠された瞳は
グリーンにも見える

棒アイスを持つ手は
細く、長く...

どれ位の時間、眺めていたのか。

青年は怪訝そうに問う。


「お母さんって、あんた幾つだよ。」




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