1week
「はぁ〜!?嘘よぉ!!」


「マジだょ、そぉゆう奴」


「信じらんなぁい」


「もっと酷いのがガブリエル」


「何なにぃ〜」


「あいつは...」


「きゃはは!最悪〜!」


アパートに戻ったジンとあたしはビール片手に大はしゃぎで

天使界の合コン話に花が咲いていた。


「ジンは〜」


「俺は百発百中」


えっへんとのけぞるジン。


「へぇ〜、どんなテクで?」


「簡単だよ。女天使がさぁ〜」


スルメ持ったまま
【お持ち帰り講座】をするジンもあたしも。

かなり陽気だった。

目の前に転がる空き缶が物語る。


「え〜!キモッ!」


「何だと!?だって俺はなぁ!」


途中で止まる。


「俺は、何よ〜」


「何でもねぇよ」


「何にもない、でしょ〜」

ケラケラ笑うあたしに
ジンの顔が近付く。

ほんの数センチの距離に
天使の顔。



ドキッ...



「ぷっ」


ジンが吹き出す。


「照れてんなよー」


「ち、違うもん!ジンが近すぎ!」


「どーだか」


鼻唄まじりでかわされた。


この時ジンが隠した事を知るまでに時間はかからなかった。。。


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