近くにいるのに遠い君
「また、、泣いてる。。」

「えっ??」

振り向いた。。その声ゎまぎれもない昔の気小原君の声だった。。

「き…っ気小原君??昔の…あの人なッ…の??」

そういうと静かにうなずいた。。

「夏目。。」

あの恐かった人とゎ違ってとても、、やさしかった。。

片方の手にゎ握り締められたキーホルダーがあった。。

「お前、、俺と会うといっつも泣くよな。。」

笑った。。その笑顔は気小原君そのものだった。。

そういって頭をくしゃくしゃとなでた。。

「気小原君。。」

私ゎ気小原君に抱きつこうとした。。

でも、、

「夏目!!!!!!!」

みっちゃんの声が頭に浮かんだ。。

バン。。。。。。。。。。。。

「なっ…つめ??」

「ごっ、、ごめんなさい。。わっ私。。わっ。。私。。」

足がガクガク震えた。。

「夏目??」

「だっ、、だからその、、。。」

ぎゅっ。。。。

気小原君ゎ抱きしめた。。

それゎとっても暖かかった。。

5年前のあのときの感情が全部戻ってきた。。

私ゎ5年前に言いたかった一言が口から出てきた。。

「きッ・・・気小原君。。。気小原君。。。会いたかった…ずっと…ずっと会いたかったよぉ~・・」

「俺も。。。。。ずっと会いたかった。。」

気小原君ゎずっと抱きしめてくれた。。
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