兎は俺のモノ
俺…。




俺は死ぬ思いで

レッスンを受け続けた。

兎の前では

余裕そうにして

影ではメッチャ努力した。









-------春…定期演奏会。

俺はいままでの

努力をぶつけて歌った。

あの時の有名な人が来ているから。











「「「「ブラボ------ッ!!」」」

歓声が上がって

観客全員が立ち上がっていた。

あの時と同じように。
< 109 / 111 >

この作品をシェア

pagetop