兎は俺のモノ
また、俺の心臓が鳴った。
「学年は?」
「3年生です。」
「俺より下なんだ…。」
って一人ごとを言ったつもりだったけど
聞こえてたらしくて
「朝は、すいませんでしたぁ!!」
そぉ誤ってきた。
なんだか笑いそうになった。
実はレッスン中も兎のことが気になっていた。
「なぁ。兎。」
「はい?」
「一緒に帰らない?」
俺は自分でもわからないことを言っていた。
「は?えぇ~っと。」
兎が迷ってるのに俺は
強引に兎の手を握って歩きだした。
兎はちょこちょこついて来た。
何やってんだ…俺…。