兎は俺のモノ
「は~!!気持ちいい❤」
アタシはすべての基礎を終わらせたとこだった。
時計の針はもう12:00を指していた。
「お腹すいたな…。」
アタシの練習は1:00からだから
いったんレッスン室から出て
亜衣ちゃんのお弁当を食べに行くことにした。
「ふっふふ~ん♪」
<キィ…>
静かに扉を開けて
「あったぁ♪お弁当お弁当。
ありゃ?…NOぉぉぉぉぉぉッ!!」
亜衣ちゃんのお弁当はもうすっからかんだった。
「兎!残念だったわね。
それと昨日はよくも食べてくれたわね…。
私のお弁当ぉぉぉぉ!!
「あ・あひゃぁぁぁぁぁ!!」
兎の叫び声がそこらじゅうにこだましていた。