兎は俺のモノ






「ぅん?

あ~。なんか美味しそうな

良いにお~い。」

アタシは夢を見ているのかな?

綺麗な部屋で

見事な料理…そして笑顔で作っている

啓…先輩の姿…ってえ?

啓先輩??

ガバッ!

アタシが起きてみると

夢じゃなくて現実だった。

「ほら。兎。飯だ。」

アタシの前にあるテーブルが料理で

埋め尽くされていた。

「あの…。食べていいんですか?」

喉がごくりと鳴って

自分でもわかるくらい

目がきらきらしてる。

< 27 / 111 >

この作品をシェア

pagetop